リトル暴威の地味に強い株投資道

30代5人家族の資産形成日記:不人気株への挑戦

ミガロホールディングスの増収増益と競合他社の比較―市場の認識の変化に期待

銘柄分析: 5535 ミガロホールディングス

ミガロホールディングスはDX不動産事業とDX推進事業の2事業で構成されています。特に注目のDX不動産事業に焦点を当て、その魅力を分析していきます。

強み1:実績の確かさ

ミガロホールディングスは約20年間にわたり、主に東京23区において不動産事業を展開しています。この長い歴史により、エリアにおける仕入れにおいて圧倒的な強みを持っています。信頼と実績が積み重なり、「20年間の信頼と実績があるのでプロパティエージェントに頼もう」という信頼感が生まれています。これが参入障壁となり、期間が増えるごとに更に強化されていきます。

強み2:DX分野でのリーダーシップ

2018年からDXに積極的に取り組んでおり、WEBを活用した集客や社内DXなど、先進的なアプローチを実現しています。特に、顔認証技術を用いた鍵の管理など、サービス向上も図っています。さらに、グループ内にはDX推進事業が存在し、今後も生産性向上が期待されます。

強み3:マクロ要因への強さ

不動産事業においてマクロ要因が重要ですが、ミガロホールディングス(プロパティエージェント)はリーマンショック、震災、コロナなどの厳しい状況をも克服し、創業から20期連続で増収増益を達成しています。

現在(2024/1/4)の業績は減益予想となっていますが、そのPERは8.08倍で、配当利回りは3.14%です。市場では人気がないように見られがちですが、毎期の上方修正も見受けられ、去年のEPSで計算するとPER6.64。これは不動産株の平均PERである約10倍と比較しても50%ほど上昇の余地があります。また、同業他社のSREホールディングスが類似の内容でPERが30倍となっている中(成長性はSREの方が高い)、ミガロホールディングスがただの不動産業者ではないことが市場で認識された場合、大きな成果が期待される可能性があります。