リトル暴威の地味に強い株投資道

30代5人家族の資産形成日記:不人気株への挑戦

"銘柄選択業績編:成功するためのポイントとは"

業績は成長企業の選定において不可欠です。しかし、その伸びがどれくらいが理想的なのかを考えていきます。

S&P500の平均リターンは7~8%。しかし、個別株投資家にはこれを上回る10%以上の伸びを目指す必要があります。ただし、伸びがあるだけで十分ではありません。例えば40%成長していてもPERが60倍以上だと市場が織り込んでおり、それ以上の伸びを期待するのは難しい状況です。なぜなら、何年も40%以上の成長を続ける企業はなかなか少ないからです。また、わずかな伸びの鈍化でも急落のリスクが高まり、慎重な選定が求められます。

兼業投資家にとって理想的な企業は、10~15%の成長を示す企業です。これはEPSの観点から見れば、15%伸びていれば複利の効果で5年で2倍を目指せることを意味します。この数字はS&P500が10年かかる2倍と比較しても魅力的です。

なぜ日本株なのにTOPIXではなくS&P500を選ぶのか?それはシンプルかつ明快な理由があります。日本株投資信託TOPIXに勝っているとアピールしていることがある一方で、S&P500には負けている場合もあります。したがって、S&P500に勝てない限り、個別銘柄の投資の意味がないと言えるでしょう。